年賀状の処分方法
年賀状作成の時期が近づき作成準備のために、いただいた年賀状を引っ張り出してみました。
その整理をしていて気づいたですが、家には随分前からの年賀状が残っています。10年以上前のものも少なくありません。
以前は父親が率先して年賀状作を書いていましたが、高齢ということもあり、2年前から私にそのお鉢が回ってきた。
なので、古い年賀状の多くは父親関係のものなのですが、現在、年賀状交換していない方が殆どです。
父に確認したところ処分しても構わない…との事でしたが、古新聞や古雑誌と違い、知人が書かれたものをパッと捨ててしまうのも、バチ罰当たりな気もします。
年賀状の処分には、正式方法とかマナーというものが果たしてあるのでしょうか?
現実として、このまま残して増え続けるのも困りますし、古い年賀状を読み返す機会もありませんので、送っていただいた方へ失礼にならなければ、この機会の処分したいと思います。
そこで今回は、処分の仕方について、調べてみました。
年賀状処分の仕方
調べたところ、年賀状の保管は、世間一般では1年~3年が多いです。
現代的な考え方なのか、年賀状はその方との思い出…というより、翌年、年賀状を送る際の住所録的な意味が大きい感じですね。
スキャナーで保存して、抽選が終わった処分する。という話も…^^;
また、処分方法では「新聞紙にくるんで燃えるゴミに…」といったサバサバしたお話から色々でした。
以下、処分の仕方(処分場所・方法)について、それぞれまとめてみました。
年賀状の処分場所
郵便局
郵便局には年賀状処分用の回収箱があるよ…そんな情報をも目にしました。
確かに、販売する郵便局が処分してくれているのであれば、一番安心できると同時に、直接自分が手を下す訳でもないの気も楽です。
ですが、これは事実とは違います!
郵便局に設置されることのある回収箱は年賀状のためではなく、使用済みのインクカートリッジです。
そして、郵便局ではなく、地方の自治体が行っていることです。
しかし、地方自治体では「使用済みはがきの回収箱」を局に設置する事もあり、時期的にプリンターが良く利用される年賀状作成の後にこうした事が重なると、郵便局には処分用の回収箱が設置されている…といった誤解にもなりそうですね。
ですけど、郵便局に行けば年賀状回収BOXがあると言うのは間違いです。
コンビニ
先の話からすると、郵便局でやっていないのに、コンビニで処分できるなんてちょっとあり得ない様に思えますが…
実はコレ間違いではありません!
但し、どこのコンビニでもやっている訳ではなく、一部のコンビニに限定されます。
そのコンビニというのが「ナチュラルローソン」です。
こちらは、個人情報書類回収BOX(通称:K-BOX)と言いまして、エルエフという会社がローソンと提携して行うリサイクルサービスの一環になります。勿論、年賀状処分にも使えます。
ただ残念なのことは、K-BOX設置は都内の一部に限定されている点。
(現在58箇所 詳細はこちら→K-BOX設置店舗一覧)
ローソンには郵便ポストも設置されているので間違えないでくださいね^^;
どんど焼きで
小正月の風習として全国各地で行われるどんど焼き。
年神様を迎えるために用意した正月飾りなどの燃やして見送る習わしは、由緒ある処分方法ですね。
そして、この時には年賀状を一緒に処分する事もできます。個人情報的なことからも、その場で燃えて灰になってしまう訳ですから、安心できる方法ではないでしょうか。
通年からどんど焼きに行かれる方には一番良い方法だと思います。
年賀状の処分方法
ガムテープ
処分方法としては、ガムテームで巻いて可燃物と出される方が多いです。
ガムテープは年賀状をひとまとめにする意味もありますが、それ以上に、個人情報が知れる年賀状だと分からない様にする!という意味が大きいです。
年賀状を可燃物として出すこと自体はマナー違反と言えるものではありません。
しかし、少し配慮して情報漏洩に努める意識は大切だと思います。くれぐれも1枚1枚バラバラに可燃袋に捨てるような事は避けましょう。
シュレッダー
ご家庭・オフィスなど、可燃物として処分する場合には、一番手頃で安心面からも配慮された方法だと思います。
写真の入った年賀状を切り刻むと考えますと、抵抗に感じる方もいらっしゃるかも知れませんが、個人情報保護の視点らは、先のガムテームで巻くより確実な方法だと言えます。
幸い現在は、1500円~3000円ほどで買える家庭用のシュレッダーが色々ありますから、この機会に一台用意するのも悪い選択ではありません。
→家庭用の人気シュレッダー
未使用のもの
年賀状の整理で未使用のものが見つかる場合もあります。
気にせず捨ててしまう方も居ると思いますが、 それは勿体ないです。
未使用のもの(書き損じを含む)であれば、古い年賀状でも、通常はがき、通常切手、郵便書簡、レターパックなどと交換ができます。
1枚あたり5円の手数料は必要になりますが、ある意味お金と一緒。何かの時に使うこともできますし、切手なら買取してくれるところも多いので、大量に見つかった場合には換金してしまうのも一つの方法です。
年賀状処分方法まとめ
年賀状の処分は一部を除き、基本的には自力で処分しなければなりません。
個人的にはどんど焼きで燃やしてしまうのが一番良いと思いましたが、その為だけに、どんど焼きに行くというのも現実できではありませんので、結局のところは、可燃物として出すご家庭が殆どになりそうです。
但し、その場合でもあっても、個人情報漏洩対策としてまして、シュレッダーにかけたり、ガムテームで巻くなどの配慮は必要に思います。
(余談ですが、ビニールテープは不燃物になりますのでご注意を)
また、エコから考えますと年賀状は再生率70%の資源として、トレットペーパーなどに再利用できるようですから、エルエフさんがされている様なリサイクル事業を全国的の地方自治体、または郵便局のサービスとして、正式に行っていただくのが最良とも感じました。
何れにしてまして、おめでとうを運んでくれる嬉しい年賀状!
その役を終える時に跡を濁しては申し訳ないことになります。処分すること自体には問題ありませんのが、適切な方法で行うことまでを年賀状交換のマナーとお考えください。